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2009/10/13 (Tue)
・・・・・・レポートが終わりません。
ふう・・・面倒ですね。
化学と生物学実験は嫌いです。
今思えば、1・2年前に兄が苦戦していた理由が分かりました。
・・・・・・こんなに面倒なものだったんですね。
甘く見ててごめんなさい・・・

北海道は真面目に寒くなってきました。
今日も帰ってくるときに、ガタガタいいながら自転車を飛ばしました。
秋・・・いや、もうすぐ冬だというのがひしひしと感じられます。
・・・にしても、寒いです。
そろそろどんぶくが欲しいです。
電気コタツもだそうかな・・・・・・
新型インフルエンザもはやっているようなので、手洗いうがいをして、インフルエンザにかからないようにしたいと思います。
・・・・・・インフルエンザになんかなったら、看病してくれる人なんていませんからね。
そう考えると、怖いですが・・・
とにかく、レポートを終わらせます!

布団から出たくない今日この頃。
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2009/10/11 (Sun)
 月明りに照らされた、丘の上。
 そこには、光を受けて淡く輝く、大きな木があった。
 白い花は、甘い芳香を放ち、六枚の花弁が、風に誘われるように揺れている。
 その木の根元には、光によっては黄金色にも見える、甘栗色の狼が眠っていた。周りや身体には、散った花弁が降り注ぎ、幻想的な風景を生み出している。
 
「明星(あけぼし)」
 
 いつの間にか、明星と呼ばれた狼の前に、黒衣を纏った男が立っていた。
 黒髪に青い瞳。
 彼の整った外見は、冷たい印象を与えるが、名前を呼ぶ声は優しく、そこには愛おしいという気持ちが満ちていた。
 彼は明星に近付き、その右手が明星の頬に軽く触れると、閉じていた目蓋がゆっくりと開かれ、琥珀色の瞳が現れる。
 
『・・・・・・昴(すばる)』
 
 乾いた大地に、水が浸み込んでいくように、心地よい声が、辺りに響いた。
 明星の声に、目を細めた昴は、優しい手つきで、明星に付いた花弁を落とす。
 
「・・・おはよう、明星。もう少しで暁だ」
 
 ゆっくりと立ち上がる明星に、彼は微笑みながら告げる。空を見上げれば、確かに東の空が白み始めている。
 そのことに一瞬、悲しげな色を琥珀の瞳に浮かべたが、すぐにそれは瞳の奥に消えてしまう。
 
『今回は、どうでしたか?』
 
 昴に言葉を投げかけながらも、明星の視線は、まだ暗い空へと向けられている。
 彼はそれを見ると苦笑し、同じように空へと目を向けた。
 
「あまり、良くはなかったよ。あの方も何を考えておられるのか・・・」
 
 昴は、深く息を吐き、青い瞳に苦い色を浮かべた。
 
「我々の存在意義が、崩れてきている。
・・・・・・あの二人が抜けてから、我等の負担は増え、このままでは、役目が全うできない。唯一の救いは、我々が対を持つということか」

 自分と明星、そして、消えた二人。
 対は、互いが反対の性質を持つことで、安定した力を発揮することが出来るようになるため、その存在は、何よりも大切なものだ。
 
「・・・だが、それも、もう限界だ。」
 
『・・・・・・』
 
「我は、陰を司るからまだいい。けれど、君はそうもいかないだろう?」
 
 その言葉に、明星は目を伏せた。
 
 彼等の役目は、地上の穢れを取り除くこと。穢れを己が内に取り込み、神に与えられた力でゆっくり浄化していくのだ。
普通であれば、浄化を行っても、身体に影響が出ることはない。
 しかし、地上の穢れが増えたことと、他の二人が居なくなったことにより、内の浄化が間に合わず、常に穢れが身体を蝕むようになってしまった。
 対の中で、陰を司る昴は、穢れに対する耐性があるが、陽を司る明星は、それが無いため、長く穢れを留めておくと、身体に影響が出てしまう。
 現に、明星は夜の間、その大半を眠りに費やさなくては、起き上がることすら出来なくなっていた。
 
「何故、我等が主は、何も仰らないのか。我が片割れが、こんなににも衰弱しているというのに・・・・・・」
 
 明星は、苛立ちげに呟く昴に視線を向けると、彼の手に額を摺り寄せた。
 
『・・・神の意思は、誰にも分かりません。ですが、浄化を私たちがやらず、誰がやるのです?主の愛する大地を守ることが、私達の誇りでしょう?それに、貴方にばかり負担をかけることはできません』
 
「しかし・・・っ!」
 
『昴・・・・・・私は、まだ大丈夫ですよ。』
 
「・・・明星」
 
 どこか寂しそうな表情をしている昴に、明星は安心させるように、瞳を和ませる。
 
『私たちは、互いに替えなど無い対なのでしょう?私は絶対に、貴方を一人になどしません。・・・だから』
 
――私を、信じて下さい。
 
信じてくれるのなら、私はそれに答えましょう。貴方のために・・・
 
私にとっての唯一は、貴方なのだから。
 
   *  *  *
 
空を見上げれば、夜の気配は消え去り、今にも朝が訪れようとしていた。
昴は、明星を抱きしめると、微かに笑って腕を離した。
 
『・・・・・・ああ。もう、時間ですね』
 
 山々の間から朝日が差し込み、明星の身体を包み込むと、その姿は、狼から人へと変わっていた。
 腰まで伸びた甘栗色の髪が、コートの裾と共に風に流れ、澄んだ琥珀の瞳は、太陽の光を受けて、きらきらと輝く。
 その姿は、凛然としていて、とても美しかった。
 
 朝日を眺めていた明星は、ふと目を閉じ、右手を胸に当てて呟く。
 
「主が愛せし大地に、祝福と安寧を」
 
 その言葉を受け取るかのように、優しい風が、二人の間を駆け抜けていった。
 風が止むと同時に目を開き、後ろに立っていた彼に、笑顔を見せた。
 昴は、それに答えるように微笑み、明星と自分の指を絡ませると、二人は目を閉じて、額を合わせる。
 
 それは、二人の儀式。
 神に創られた時から続く、存在を認め、心を交わすためのもの。
 
どれだけの時を経ても、決して変わることのない絆を持つ、二人だけに許された時間だ。
 
「私の」

「我の」
 
 互いの呼吸と体温、そして鼓動が、自分の中に伝わってくる。
 
「「片割れに、己が持ちうるすべてを」」
 
 時間も心も命すら、すべてを貴方に
 
「「捧げよう」」
 
 この命の続く限り――・・・・
 
 二人はゆっくり離れると、互いに微笑み合って、朝日を眺めた。
 太陽は世界を照らし、夜の気配は完全に消え去っている。
 明星は違和感を感じて、昴を見ると、首を傾げた。
 
「昴。・・・獣化しないのですか?」
 
 人の姿をとるのは、身体に大きな負担を与えてしまう。
いくら陰の気を持つ昴であろうと、今の状態では、長時間、人の姿をとることは厳しいだろう。
 いつもならば、儀式をした後、すぐに狼の姿になるのだが、今日はその様子が見られない。
 
「・・・昴?」
 
 不安げに再度問いかける明星に、昴は曖昧な笑顔を見せると、照れくさそうに呟いた。
 
「・・・・・せめて、君が我の傍にいる間は、人の姿でいようと思ってな。そうすれば、君に笑いかけられるし、この手を伸ばすこともできるだろう?」
 
 獣の姿ではそれができないから、と。明星はその言葉に一瞬、キョトンとした顔をして、言葉の意味を理解した途端に、顔がたちまち赤くなった。
 
「・・・・・・貴方っていう人は・・・」
 
「ん?どうした、明星」
 
「・・・なんでもありません」
 
 貴方がそういう人だということは、分かっていましたけど・・・
 
 明星は、心を落ち着かせるように息を吐き、穢れを祓いに行くために、身を翻した。
 
「明星。・・・気を付けて」
 
 昴が声をかければ、明星は振り返り、柔らかい笑みを浮かべて、彼に言葉を返す。
 
「行ってきますね、昴」
 
 光の中、互いの視線が交われば、明星は今度こそ役目を果たすために歩き出す。
 しばらく、明星の後姿を見つめていた昴は、先ほどまで見せていた笑みを消し、神がいるであろう空を睨み付けた。
 
   *  *  *
『・・・昴よ。お前が明星を助けたいと思うのならば、お前の覚悟を見せてみよ』
 
 明星を助けてほしいと願い出た昴に、神は厳かに言った。
 
『私はお前達を創り、人と同じように心を、感情を与えた。あやつ等は、己の対を守るためにその責務から逃れ、私の下を去ったが、私が与えた絆が、どこまで強固なものなのかが見たい』
 
『・・・・・・』
 
『今から百と五十の年月を、獣の姿にはならず、人の姿のままで、浄化の苦痛に耐えてみよ』
 
――それが出来れば、明星を助けてやる。
 
   *  *  *
 
唯でさえも、浄化のために力を使い続けている状態の今、人の姿をとることは、身体に掛かる負担と苦痛が大きい。
 
しかし、大切な対を守るためならば・・・
 
「・・・耐えて見せよう、明星のために。たとえ、この命が削れようとも――」

 深みを増した青い瞳が、強い光を宿して輝く。
そんな昴の髪を、温かい風が僅かに揺らして、通り過ぎた――・・・
 
 
 それは、誰も知らない
世界の守護者の物語。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・お疲れ様です。
これは春に書いたやつですが、続編が・・・かなり長くて、死ぬかと思いました。
今日やっと書き終わったのですが、趣味丸出しのうえ、最後の方が手抜きになってしまいました・・・
疲れたんです・・・・・・今日だけで10ページくらい書いたので。
目がしょぼしょぼです。
続編の方は、冬辺りに二回に分けて載せようと思います。
そして、来年は戦闘ものを書こうと思います。

今にも倒れそうな今日この頃。

2009/10/04 (Sun)
はあ、やっと原稿が終わりました。
・・・・・・・結局ぎりぎりでしたけどね(笑)
まあ、終わったので、次は紅玉を書こうと思っています。
ほおっておきすぎましたから・・・
頑張ります。

今日は、秋服を友達と買いに行きました。
一万ぐらい買いましたかね。
正直、春からまったく買っていなかったので、これくらいいいかな・・・と。
楽しかったです。
あとは、冬服を少し買えば終わりです。
北海道の冬は厳しいですから・・・まだ体験はしていませんが。
・・・・・・大変そうだ。
服を買いに行くのも休日の予定に入っていたのですが、やはりと言うかなんと言うか、また勉強をしなかった・・・・・
ついつい読書をしてしまうんです。
・・・私の馬鹿。
後期は復習をしないと少々危険なので、こつこつやらなければ・・・いけないのに!
はあ、ともかく部屋の掃除を終わらせます。

季節の移り変わりを感じる今日この頃。

2009/09/25 (Fri)
ああ、あれは絶対数学です。
情報のはずなのに、数学をやっている気分です。
2進数の計算とか・・・・・・何故にそんなに難しくなっているんですか!
訳が分かりません。
あれは応用なんですか・・・・・・?
プログラムなんて、私ごときが作るわけないではありませんか・・・
勘弁してください。
高校の情報が優しかったのだと気付きました。
単位、取れるかなあ・・・・・・・

明日はサークルのコンパなので、今日は早く寝て疲れを取りたいと思います。
きっと、明日は忙しいですからね。
カレーを作らなければいけないのです。
50人分くらい・・・・・・
お酒を飲まないで、カレーだけを必死に食べていようと思います。

詩が書けない事に愕然とした今日この頃。

2009/09/24 (Thu)
うーありえないほど眠いです。
集中講義が半端なく凄まじかった・・・・・・
その後に、サークルの買出しとダンボール集めをしたために、更に眠く・・・
瞼が引っ付いて離れません。
・・・・・・昨日、2時に寝たのも悪かったか。
先輩にも、一年生の団結力と言いますか、統率力と言いますか、そんなものが足りないと言われてしまったので、少々落ち込み気味です。
・・・・・お願いですから、メールをきちんと返してください、一年生!
・・・私も、たまに言われたことを忘れてしまうことはありますが、先輩方に迷惑はかけたくはありませんね。
すみません、先輩方。
もう、頭が考えることを拒否しているのです・・・・・・
対策は後ほど考えるので、今はただ寝かせてください。
それでは、よい夢を見ることを願って。

講義が情報のくせにやっていることは数学だと思う今日この頃。
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彩月 椿
年齢:
34
性別:
女性
誕生日:
1991/03/29
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学生
趣味:
読書
自己紹介:
自然をこよなく愛し、たまに小説なんかを書くマイペースが自慢な人間です。
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