2007/02/11
2009/06/17 (Wed)
君だけに捧げよう
それは誰も知らない僕の心
誰も得ることのできないもの
ずっと夢に見てた
『また会える日まで』
その言葉が僕を支えて
こうしてここに僕はいる
ねえ、君は覚えてる?
あの日の約束を
それは誰も知らない僕の心
誰も得ることのできないもの
ずっと夢に見てた
『また会える日まで』
その言葉が僕を支えて
こうしてここに僕はいる
ねえ、君は覚えてる?
あの日の約束を
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2009/03/17 (Tue)
『貴方を待ち続けましょう・・・』
月を映す湖。
その静かなる水面に波紋が広がり、止まることを知らぬように水岸へとたどり着く。
辺りの木々達は、静寂を守るように沈黙を続けていた。
「・・・・・・白麗(ハクレイ)」
男の声が風に溶ける。
その瞬間から、ここは神聖な場所となる。
水面の月が揺れ、湖自体が淡く光りだす。
男はそれに驚くことなく、ただ前を見つめている。
まるで、愛しいものを見るように。
湖の中央に現れたのは、1頭の鹿。
その身に纏いし白を月の光で白銀に染め、揺らぐことのない碧い瞳に男を映す。
どこまでも白く、美しいそれは水に沈むことなく、ゆっくりと男の方へと歩いてゆく。
鹿が男の前まで来ると、男はそっと手を伸ばし、鹿の頬に触れた。
「・・・白麗」
白麗と呼ばれた鹿は、その声に嬉しそうに目を細めて、男の手から離れた。
『・・・久しいですね、黒醒(コクセイ)』
鈴を鳴らしたような声が男、黒醒の頭に響く。
黒醒は懐かしむように笑いながら碧い瞳を見つめた。
「・・・あれから、三百年は経ったからな」
『・・・・・・もう、そんなに経ちましたか』
「ふっ、お前は眠っていたから、あまり感じないないだろうがな。人の世は変わったぞ」
『その様子だと、貴方は相変わらず、人に紛れているようですね』
くすくす、と響く音色が心地よく、自分とは正反対の白が、何よりも愛おしい。
三百年など、彼らにしてみれば大した時間ではない。
しかし、例えそうであっても、この穢れのない白が傍らに居ないことは苦痛でしかなかった。
それでもなお、人に混じるのは――
『私を、守って下さったのでしょう?』
この場所が、以前と変わっていないことがその証拠。
愛しい白の場所を守るためには、人として生きるほかなかった。
穢れに弱い白麗を守るために。
『・・・すみません。貴方に、苦労をかけてばかり・・・・・・』
「・・・・・・今更だな、白麗」
苦しそうな白麗に笑ってやる。
「人に紛れるのは、お前を守るためでもあるが、観察してみると、人というのもなかなか面白い生き物だよ。弱いくせに、変なところで強い。喜びや愛情、悲しみ、憎悪。様々な感情があの小さな器に入っているんだ。
穢れも強いが・・・あれらの観察も悪くない」
だから、気にするな。
『・・・・・・はい』
泣きそうな声で返事をする白麗に、愛おしさが増す。
白麗の頭を抱き寄せ、額に優しく口付ける。
目を閉じ、互いに額を合わせれば、すべての感覚が満たされていくのを感じる。
『・・・夜が、明けます』
空は白み、あと少しすれば朝日が差すことが知れる。
『行くのですか・・・・・・?』
碧の瞳が紅の瞳を見つめ、そっと腕に擦り寄る。
それを優しく抱きとめて、黒醒は苦笑した。
「・・・行かねばなるまい。この場所を穢されては堪らんからな・・・・・・お前と、俺の場所だ」
黒醒は名残惜しげに腕を放し、顔に笑みを浮かべる。
「また来る」
そう言って白麗に背を向けた。
『・・・黒醒!』
「?」
『次は・・・・・・次に来るときは、もっと早く来てください。三百年なんて・・・待たせないでっ』
「・・・ああ。お休み、俺の白麗。良い夢を・・・」
『お気をつけて・・・・・・黒醒』
日の光が差すと同時に、白麗の姿は薄れ、次第に消えていく。
・・・待っています。
姿が消える直前にかすかな音が響き、残ったのは水面の波紋だけだった。
「おやすみ」
優しく呟いて、黒醒の姿もまた、森の奥へと消えていった。
誰も知らない湖のある夜の物語。
2009/03/14 (Sat)
日記を書くのは、かなり久しぶりです。
何を書いて良いやら・・・・・
ということで、逃げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もう会うことができない。
その終わりは、出会ったときから分かっていた。
何故
そう問うことすらも許されない。
それが、私たちの定めだから。
「はっ・・・・・」
自然と笑いが漏れる。
自分の役割も、彼の役目も分かっていた。
それでも、求めずにはいられなかった。
ねえ・・・・あなたは、
こんな結末を望んでいましたか?
白い花が降り注ぐ
最後の灯火が消えていく・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はい!
すみません。
リハビリ文です。意味がさっぱり・・・
今度は、まじめにします。
何を書いて良いやら・・・・・
ということで、逃げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もう会うことができない。
その終わりは、出会ったときから分かっていた。
何故
そう問うことすらも許されない。
それが、私たちの定めだから。
「はっ・・・・・」
自然と笑いが漏れる。
自分の役割も、彼の役目も分かっていた。
それでも、求めずにはいられなかった。
ねえ・・・・あなたは、
こんな結末を望んでいましたか?
白い花が降り注ぐ
最後の灯火が消えていく・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はい!
すみません。
リハビリ文です。意味がさっぱり・・・
今度は、まじめにします。
2008/11/19 (Wed)
―― チリン
すべてを覆い隠すような闇が満ちている場所に、透き通った鈴の音が響く。
その音は、波紋を広げるように闇の中に広がり、やがて静かに消えてしまう。
「主」
そこに、白銀を纏った青年が現れ、地に膝を着き深く頭を垂れる。
青年の前には、漆黒の少年。
服もまた黒で統一されているが、唯一、手首に付けられている鈴は銀色に輝いている。
少年は、目を閉じたまま天を仰ぎ、ふと、何かを感じたように目を開けた。
「九尾」
澄んだ声と群青色の瞳が『九尾』と呼ばれた青年に向けられる。
「はい」
その視線に答えるように、九尾は顔を上げて主を見つめる。
「我が九尾の狐よ、言伝を頼む。烏天狗に、急ぎ我が下へ参るようにと」
「御意」
その声と共に九尾の姿が掻き消える。
一人残った少年は、再び空を見上げ、切なげに目を細める。
「・・・・・・風が変わる」
その呟きは誰にも聞こえない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんとなくで書いたら、意味不明な文章に・・・・・・。
本当は、こんなの書いている時間はないのですけどね。
すべてを覆い隠すような闇が満ちている場所に、透き通った鈴の音が響く。
その音は、波紋を広げるように闇の中に広がり、やがて静かに消えてしまう。
「主」
そこに、白銀を纏った青年が現れ、地に膝を着き深く頭を垂れる。
青年の前には、漆黒の少年。
服もまた黒で統一されているが、唯一、手首に付けられている鈴は銀色に輝いている。
少年は、目を閉じたまま天を仰ぎ、ふと、何かを感じたように目を開けた。
「九尾」
澄んだ声と群青色の瞳が『九尾』と呼ばれた青年に向けられる。
「はい」
その視線に答えるように、九尾は顔を上げて主を見つめる。
「我が九尾の狐よ、言伝を頼む。烏天狗に、急ぎ我が下へ参るようにと」
「御意」
その声と共に九尾の姿が掻き消える。
一人残った少年は、再び空を見上げ、切なげに目を細める。
「・・・・・・風が変わる」
その呟きは誰にも聞こえない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんとなくで書いたら、意味不明な文章に・・・・・・。
本当は、こんなの書いている時間はないのですけどね。