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2024/05/02 (Thu)
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2012/10/24 (Wed)
お金は欲しい。
しかし、今は時間が欲しい。
何よりも本棚が欲しい。


本の収納場所がなーい!!!

ああ、本だけに囲まれて過ごしたい。
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2012/10/05 (Fri)
水を通して見る光の揺らめきが、私は好きだ。
それは太陽だったり月の光だったりするけれど、刻一刻と変化する光の筋が私が、僅かに溢す気泡と戯れて幻想的な世界を作り出すのだ。
私はその閉じられた世界見たさに息の続く限り水に潜って、優しい揺り篭に体を委ねる。

コポコポ

気泡が大気に溶け込もうと上へと上がっていく。
僅かな光を反射して、頼りなさげに上がっていく。
それが水面に触れた時、その個としての概念は消えるのだろうかと、ふと思う。

コポコポ

揺れる、揺れる。
光も、気泡もゆらゆら揺れては姿を変えていく。
青に白に変わる色。

(このまま、私すらも違うモノへと変わってはしまわないだろうか)

色を変え、姿を変えて、個という概念すらも捨てて。
何かにならないだろうか。
太古に海から陸へと進化していった、生命みたいに。
そう考える自分に思わず笑ってしまい、その拍子に肺に溜めていた空気を溢してしまった。

ゴポポポ

(ああ、息が続かない)

当たり前だ。私は水中の生き物ではない。

(ああ、このまま目を閉じて沈んでしまおうか)

私の好きなものだけを記憶して、優しい世界に沈んでしまいたい。

(ああ、けど・・・)

ジャパンッ

閉じた静かな世界を黒い影が乱す。
たくさんの気泡を纏った影は熱い熱と共に腕を掴んで、私を『外』の世界へと連れ出した。

「・・・げほっ、ごほ」

陸へと引き上げられると、一度に大量の空気が入ってきて苦しさに呼吸が乱れてしまう。
目には涙が浮かび、腕を掴む熱が私の体を支えた。

「・・・つ、き」

滲んだ視界に映るのは、白い月。
夜空を彩る星が霞むほどの光が、私の周りに影を落としている。
水に沈む前は光が弱かったことから、思ったよりも長く水の中にいたらしい。

日が沈んで気温の落ちた風が頬を撫でていき、濡れた体から熱が奪われる。
寒いと思ったときには、寄り添っていた熱に背中から抱きしめられ、体は温もりを求めて自然と隙間を埋めようと動く。

「――お前は、何をやっているんだ」

「あったかいなって思って」

ごそごそ動き、相手の膝の上に横に座る格好で落ち着いた頃、聞きなれた低い声が僅かな振動を介して聞こえてきた。
呆れを含んだ声の主は小さく溜息を吐いて、濡れて頬に張り付く髪をそっと梳いてくれる。
彼の胸に顔を寄せているのでその表情は見えないが、きっと眉間にしわを寄せているくせに優しい目で私を見ているだろう。
何だかんだで自分に甘い彼の表情は、見なくても分かるほど古い付き合いだ。
初めて出会った時も、今日と同じように水中に沈んでいる私を溺れていると勘違いした彼が引っ張り上げたのだ。

(まあ、あの時は昼間だったし、かなり必死だったけど)

いきなり『外』に引き上げられて驚いて目を丸くする私に、「大丈夫か」と鬼気迫る顔で言い、私がわざと沈んでいたのだと分かると「紛らわしいことをするな」と怒鳴られた。
懐かしい思い出に、顔が綻ぶ。
髪を撫でていた彼が私が笑っていることに気付き、拗ねたような雰囲気を出した後、その手で顔を上げさせられて彼と視線が交わる。

「心配したぞ」

「・・・いつものことでしょ」

「確かにそうだが、今日はいつもよりも長かった。お前のことだから、大好きな水の中で死んでしまいたいのかと思ったぞ」

そう言う彼の瞳には心配の色が浮かぶ。
失ってしまうことへの恐れが瞳を揺らし、彼の中の様々な感情が光の中で色を付けていく。
それはまるで閉じた世界の美しさに似ていて、しかし、伝わる熱が違うことを証明する。

「死んでしまいたい、ね。それはちょっと違うなぁ・・・」

水の中では美しさ以外の感覚はなかったのに、『外』はこんなにもたくさんの刺激がある。

「何がだ」

「・・・沈んでしまいたいとは思ったけど、死んでしまいたいとは思ってない」

「それがどう違うのか、俺には分からん」

水に守られた優しい世界。
美しさに満たされ、変化があるようで、ない世界。
そして、『外』の世界にある温もりと私のために揺れる感情。

「わかんなくていいよ。ただ、これだけは覚えていて。私は水の中の閉じた世界が好きだし、沈んでいたいと思うけど――・・・」

(ねぇ、「一番」は私が決めるの)



『――私が生きていたいと思うのは、一番好きなあなたがいる世界』



耳元で囁いたコトバはあなたに届きましたか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「彼」の立場からも書いてみたい。

2012/09/12 (Wed)
あの時、あなたは何を考えていたのでしょうか。

冷たい雨も、鳴り響いた雷鳴も、その感情の一片でさえも私は忘れることなく覚えているのです。

この身に残る僅かな温もりが消されていく絶望感。

そして、狂おしいほどに求めた温もりへの飢餓感。

この荒れ狂う感情がたどり着く先は、さてはて、どこだというのでしょうか。

その答えを知っているのは、私ではなく――・・・




ここで打ち切り。
短編を書こうとして挫折(笑)
行き当たりばったりな感じで、いおん兄のプロジェクトがうまく進まないので気分を変えようかと思ったのに・・・
壁にぶち当たる。
本当は研究とか就職活動を頑張らないといけないんですけど、ね。
あー明日も頑張ろう。

2012/06/06 (Wed)
うう、何もいえない。
弱音は吐けるが、ここで書いたら終わる気がする。
がんばれ、まだ時間はある。

2012/05/22 (Tue)
就職活動なんかで忙しくなってきたこのごろですが、あまりの自分のやる気のなさにダメージを受けたので、少し気合を入れるためになるべく毎日ブログを更新することにしました。
・・・・まあ、なんとなく暗い内容になりそうではあるのですが、何も記録を残さないよりはましかな、と。
今日は、そんなこんなであまり充実した1日ではなかったのですが、「To Do リスト」というものを始めました。
やることを書いて達成できたらチェックを付けていくものらしいです。
・・・・これで少しは仕事が片付けられるようになるかな?
しばらくやってみることにします。

落ち着いたら書きかけの小説を書こうと思う今日この頃。
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プロフィール
HN:
彩月 椿
年齢:
33
性別:
女性
誕生日:
1991/03/29
職業:
学生
趣味:
読書
自己紹介:
自然をこよなく愛し、たまに小説なんかを書くマイペースが自慢な人間です。
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