2011/02/18 (Fri)
*注意*
人によっては不快に思うような内容です。
内容は暗めで、よく中学校とかで起きるようないざこざが発生しています。
また、分かりづらい文章になっていますのでご理解いただける方だけお読みください。
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――もし、信じていた人に裏切られたら、自分はどうするのだろう。
何でもないと、いつものように笑うのだろうか。
信じるべきではなかったと、嘆くのだろうか。
なぜ裏切ったのだと、怒るのだろうか。
それとも・・・・・やはり、と嗤うのだろうか――
* * *
それは、いつもと変わりのない日だったと思う。
少しだけ雲がかかっていて、冬の青空が霞んで見えるということだけで、いつもと同じように学校に行って授業を受けるだけの日だったはずだ。
友達と冗談を言って、面倒なことも適当に受け流して、何でもない1日になるはずだったのだ。
それが何故、こんなことになるのだろうか。
朝、教室に入れば入学当初から仲良くしている友達がいた。
いつもならば、適当に挨拶をしてそれぞれの椅子に座るのだが、彼女は何やら思いつめた表情でじっと机を見ていた。
私は彼女の表情を見て、何故か嫌な予感がした。
過去に同じような風景を見たことがあったからだ。
あの時も、こんな風に思いつめた表情をした友達が・・・・・・・・
「ねえ」
私が過去のことを思い出していると、不意に黙っていた彼女から声をかけられた。
彷徨わせていた視線を彼女に向けると、彼女は真剣な様子でこちらを見ていた。
(――――アア、)
彼女の目を見た瞬間に理解した。
彼女は知ってしまったのだ。
そして、カノジョは言ってしまったのだ。
――私が、彼女が望まない結果を生むような気持ちを抱いてしまったことを。
あの時は諦めていた。
そういうものだということを知っていた。
人は人である以上、完全ではないし、ましてや人の感情など変わることなど当たり前なのだ。
信じていてもいつかは裏切られるのだと、あの時学んだはずだったのに・・・・・
「あなた、私のことをカワイソウって言ったって本当?彼の気持ちが私に向いていないから?それとも、彼があなたと仲がいいから?彼があなたを憎からず思っているから?あなたも、彼を好きだから?・・・・・・ねえ、どうなのっ!」
ああ、昔と同じ。
あの時は私に非があったし、幼かった故の意地があの状況を招いた。
これも、もとはと言えば自分が悪いのだろう。
友達なのに、彼女と同じ人を好きになって、彼女とあまり仲の良くない彼と私は昔からの友達で、彼女の気持ちを知っていて「カワイソウ」と言ったのだから。
けれど――・・・
人は過ちを繰り返す。
本当にそうだ。
人の悪口は言わない。
自分の身のうちを悟らせない。
人を信用してはいけない。
他人を入れてはいけない。
学んだはずだった。
理解していたはずだった。
なのに何故ワタシハカノジョニイッテシマッタノカ。
私は信じたかった。
一人でいい、ひとりでいいから信じられる人が欲しかった。
出会ったカノジョは優しくて、傍にいると安心できる存在だった。
信じてもいいのだと思った。
私は周りの誰よりも、カノジョの気持ちや行動を優先し応援する。
カノジョが望めば、自分ができる限りの協力をする自信があった。
それくらい、カノジョは誰よりも信用できる人だった。
だから、私はカノジョに言ったのだ。
――彼に見向きもされない彼女がカワイソウ、と。
きっと、そう言ったときの私は、嗤っていたのだろう。
優越感に浸って嗤っていたのだろう。
だからカノジョは、私に愛想をつかして彼女にそのことを言ったのだろう。
――カノジョもまた、私たちと同じなのだから。
ああ、私を睨む彼女も、ココにいないカノジョも、私も「コイ」というどうしようもないものに捕らわれた。
信じても、コイをしても、自分が真実であるかぎりどうしようもない。
いくら私がカノジョを優先しようと、応援しようときっともうモトニハモドラナイ。
だから、私は嗤う。
これを裏切りと言うのなら、裏切ったのはカノジョ。
でも、信じたのは私。
信じなければ「裏切られる」ことはないのだから、私は信じるべきではなかった。
「やはり」と落胆する権利すらない。
私は知っていた。
理解していたはずだった。
だから私は信じることをやめた。
他人の好意など、いつかは嫌悪に変わる。
全ては私が悪いのだろう。
気付けない私が愚かなだけなのだ。
カノジョを苦しめるくらいなら、私なんていなければよかったのに。
それが出来ないのなら、全てがコワレテしまえばいいのに。
信じられない私も、そうした周りも、歪めてしまう全て、すべて、スベテ――
私は知っていた。
身をもって理解していたはずだった。
信じることは裏切ることよりも難しく、崩れた絆は元には戻らない。
だから、心が泣いても私は嗤おう。
性懲りもなく信じ、カノジョを裏切らせた自分と、どんな人間でも所詮は人であることを――
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ということで、何でこんな意味不明な文ができたのかというと、試験期間で鬱気味になったからです。
中二病くさい?
それはきっと、中学校の時を思い出しながら書いたからです(笑)
鬱気味になると中学校のことを思い出してしまうので、さらに鬱気味になるという悪循環。
実際はこうではありませんでしたが、似たようなことがありました→遠い目
今日の友達は明日の敵って感じの毎日を過ごし、すっかり人間不信ぽくなってしまって、最近やっと治ってきたと思ったのですが・・・・・・・・やっぱりダメですね。
全く治ってなかった(笑)
おかげで、今ものすごくしんどいです。
さて、どうしようかな(笑)
ひとまず、残りの試験頑張ります。
2011/01/31 (Mon)
深い眠りなどで意識が心の奥底に沈むとき、時たま過去の出来事を思い出すときがある。
私と彼が出会った、遠い昔の出来事を。
――・・・・・・。
白く暗い意識の中で、誰かが私を呼んでいる。
その声は優しくて温かくて、〝ナニモナイ〟空っぽな私の意識を、ゆっくりと目覚めへと導いてくれる。
「・・・・・・っ」
声に導かれるままに目覚めてみれば、私を光の洪水が襲った。
目蓋で塞き止められていた光が、一度に目へと流れ込み、その眩しさから何度も瞬きを繰り返す。
「・・・起きたか?」
視力は完全には機能していなかったが、私の近くから聞こえた声に、横になっていた身体を起こして声のした方へと顔を向ける。
ぼんやりとした視界の中で、輝く金と深く美しい蒼が私の意識を強く引いた。
「・・・・・・何か聞きたいことは・・・私が誰だか分かるか?」
私は言われた事を考えてみるが、不思議と意識や気持ちに混乱はない。
私が誰であるか、ここは何処であるかといったことは何一つとして分からなかったけれど、ただ一つのことは識っていた。
「・・・・・・・・・・あ、るじ」
――目の前に在る人が、私の主であるということ、ただ一つだけ。
主は私の視力が回復するのを確認すると、ゆっくりとした口調で、自分や私のことを語った。
神である主の役割や世界の現状、私の存在理由、そして「対」の存在。
主の話は真っ白な私に、色を付けていく。
私は主が話すことを私という紙に書き連ね、「私」という〝個〟を造り上げる。
「・・・おいで――・・・」
一通り話が終わると、主は私の手を引いて私が寝ていた部屋から出る。
少しよろめきながら、連れられるままに何度も角を曲がり、階段を上って、青や緑で模様が描かれている扉の前に立つと、主は躊躇いもなく扉を開けて中に入っていく。
当然、手を繋がれている私も主と共に部屋へと入り、その背に少し隠れながら部屋の中を見渡す。
部屋にはあまり物がなかったが、その一つひとつには繊細な彫刻が施されていて、落ち着いた雰囲気の部屋によくあっていた。
しかし、基本的に青色のもので統一されている所為か、私はこの部屋がどこか寂しく感じた。
ふと、部屋の奥に目を向けると、窓の近くに置かれた椅子に、こちらに背を向けるようにして子供が座っている。
時折、風で青いカーテンが揺れ、子供の顔に影を作る。
子供は主が部屋に入ってきたことにも気付かず、ずっと窓の外を眺めたままだ。
私はどうしていいか分からずに、立ち止まったままの主を仰ぎ見た。
主は私の視線に僅かに微笑み、私の手を握っていない方の手で風を切るような動作を行う。
――ザァアア
主の手が止まると同時に、開けられていた窓から突風が吹き込み、カーテンと子供の紺青の髪を乱した。
子供は乱れた髪を直さないまま立ち上がり、緩慢な動きで感情の灯らない瞳を主に向けた。
「・・・・・・お前の「対」を連れてきた」
主が私の肩を押して前に出すと、少年の目が私を見据え、私と彼の視線が絡まる。
「・・・あ、のっ」
私は困惑していた。
目覚め、何も分からなかった時でさえも、ここまで感情が乱れることはなかった。
目が合わさった瞬間、自分では分からない、どうすることも出来ない感情が溢れ、無意識のうちに涙を流していた。
それは向かい合う彼も同じようで、困惑しながらも、青い瞳からは止めどなく涙が溢れている。
主はそんな私達を見て、そっと私の背を押しながら耳元で囁いた。
「・・・・・・行きなさい」
主の言葉に、訳がわからないまま一歩足を踏み出すと、それを見た少年も歩き出し、お互いの距離が次第に短くなる。
手を伸ばせば届く位置まで来ると、互いに足を止め、それぞれの瞳を見つめる。
彼との距離が短くなればなるほど、知らない感情が溢れて苦しくなるが、彼から離れたいという気持ちは起きず、寧ろ近付きたい、触れたいと思ってしまう。
しかし、触れたいと思っても身体が動かず、声をかけようとしても何を言えばいいのか分からないため、結局黙り込む。
「「・・・・・・・・」」
どちらも動かず、声も発しないままの状態が続く中、最初に動いたのは彼だった。
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・あ」
彼の綺麗な指が私の涙が流れ続ける頬に触れ、涙が流れるたびに、何度も何度も繰り返し、優しく拭われる。
私は頬に触れる彼の体温に安心して、その手を包み込むように自分の手を添え、目に付いた彼の乱れたままの髪を撫でて直した。
「・・・・・・っ」
そのまま髪を撫で付けていると、いきなり髪を撫でていた腕を掴まれ、彼の方へ引き寄せられる。
突然のことに、私は驚き目を見張って、彼を見上げようとしたが、私よりも背が高い彼に抱きこまれていたため、身体を動かすことが出来ない。
彼の腕の中にいるというだけで、私が私でないかのように身体が言うことを利かず、感情も追い付いていかなかった。
それでも、彼から伝わる体温と聞こえてくる鼓動が、私に安心感と温かさを与えてくれる。
私は彼に触れたことで、主が言っていた「対」の意味が分かった気がした。
魂の片割れと言っていいほど、心の深いところで繋がりを持ち、互いがいることで、力と存在、そして心を安定させる。
愛おしく大切で、何があっても絶対に失いたくないと思わせる存在。
「対」に出会い、その熱に触れた瞬間から、感情が生まれ、それを自覚するのだ。
それは、彼も同じだったのだろう。
最初は曖昧で、明確な意思がなかった瞳に、今は思わず息を呑むほど鮮やかな青を宿らせていた。
「我は、昴(すばる)。君は名を何という?」
優しくて思っていたよりも低い声が、すぐ近くで聞こえる。
その彼の包み込むような声音に聞き惚れて、私が反応できないでいると、昴は少しだけ身体を離して私を見つめた。
ゆらゆらと炎が揺らめくような瞳で見つめられ、私は熱に侵されたように口を開いた。
「・・・・・・私は・・・明星(あけぼし)」
そっと自分の名前を囁けば、彼は私の名前を繰り返して、蕩けるような微笑を浮かべた。
私達は主に与えられた名前を互いに呼び合い、湧き上がってくる感情を瞳に灯して、相手を見つめ続ける。
「・・・これから、我と共にいてくれるか?」
彼の言葉に、私は微笑を返す。
「勿論です。・・・いつまでも共に」
そうして、自然と私達は互いの指を絡め、額を合わせて静かに目を閉じる。
「「・・・ここに誓いを」」
彼と共にあることを願いながら、私は彼の存在だけを感じていた。
主はそんな私達を優しく、そして少し寂しそうに見ていることも知らずに。
――それから、私達は白麗と黒醒に出会って、神の意思のままに壊れかけた世界へと降り立ったのだ。
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「暁月夜」の過去編です。
微妙すぎて泣けますが、気にしたら終わりだと思います(笑)
2010/11/05 (Fri)
導きの光が灯る。
どんなに求めても見つけることが出来なかった光が
今、その輝きを見せる――
* * *
願ったことがある。
鎖に繋がれた闇の中で寒さに震え、ただ訪れるであろう終わりを待っていた。
人々が、異形の姿を持つ自分を閉じ込めたのは当然のことだったのかもしれない。
けれど、どんなに姿が異なっていても、人が持たない力を持っていたとしても、人を傷つけたことなどなかった。
仕方がないと思う自分と、何故閉じ込められなければならないと思う自分とが、身体の内で渦巻いているのを感じる。
憎しみに任せてここを出ることはできたけれど、それは少なからず人を傷つけることになると分かっていたからこそ、黙って鎖に繋がれ、身を侵す寒さに耐えていた。
(寒い・・・・・・)
吐く息が白く染まる。
食事も取らず、寒さの中に身を置いていたせいで身体が重く、腕を動かすのも辛い。
まるで、感覚が遠くに行ってしまったような、定まらない思考の中でふと、光が見たいと思った。
ここに閉じ込められてから、光を、空を見ていない。
今の季節ならば、澄んだ青空が見えるだろう。
(――ああ、また、あの光を・・・空を見る事ができるだろうか・・・・・・・)
一度願ってしまえば、もうそれしか考えることが出来なかった。
どこまでも広がる空。
季節と時間によって色が変わり、いろんな色を見せてくれる。
風に揺られてずっと眺めていた。
ずっと・・・ずっと・・・愛おしいあの子と――
(あの子は・・・寂しい思いをしていないだろうか・・・・・・・痛い思いはしていないだろうか)
愛おしい人の子。
異形の自分を綺麗だと言ってくれた、守るべき子。
空のようにくるくると表情を変えて、色んな感情を教えてくれた子。
もう、会うことはできないだろうけど・・・・・・
(幸せであってほしい)
人であるあの子は、きっと自分のようにならないから。
異形にかどわかされた子として保護されるだろう。
だから、自分はこの暖かい気持ちを抱いたまま、このまま朽ちてしまえばいい。
そうすれば、魂が魔に堕ちることはないし、あの子に迷惑が掛かることもない。
(・・・けれど、やはり・・・・・・・・)
――お前とまた、空を見たいと願ってしまうよ・・・・・・
『カタッ』
闇に落ちかけた意識が、小さな音に引きあがられる。
『・・・カタ、カカ・・・・・・ガタン』
少ない力を振り絞って、音のする方へと顔を向ける。
小さかった音は次第に大きくなり、僅かな時間の後、闇に慣れていた目を光が焼いた。
「・・・っ」
白く染まる視界の端で、何かが動くのが分かった。
その気配は間違えるはずのない・・・愛おしいあの子のもので、唇が震える。
(・・・そんな、そんなはずが――)
もとに戻らない視界がもどかしい。
軽い足音はゆっくりと近付いてきて、自分のすぐ傍で止まった。
しゃがんだのかふわりとした風を感じた後、暖かい温もりが頬に触れた。
今、自分の顔はきっと情けなく歪んでいるだろう。
その暖かさも風が運んできた香りも、もう感じることが出来ないと思っていたから。
「――・・・・・・・みー」
「・・・・・か・・・ざ、ね」
軟らかい声で、あの子だけが使う自分の愛称が呼ばれる。
頭を抱きかかえられた状態で見上げれば、光に慣れてきた瞳にはぼんやりと愛おしい姿が見えた。
力の入らない腕をゆっくりと上げ、その赤みを帯びた頬に添えてあの子の名を呼ぶ。
自分と一緒にいては危険なのに、見つかったら何をされるか分からないのに、この温もりを放したくない。
愛おしい・・・愛おしい、大切な子。
その艶やかな黒髪も、濡れた黒曜石の瞳も・・・何一つ変わっていない。
知らず知らず詰めていた息を吐き出す。
「・・・みー、かえろ・・・・・」
風音は体温を移すように、優しく抱きしめてくる。
その暖かさに身を任せてしまいそうになりながら、風音を自分から離すためにかすれた声を出す。
「駄目・・だ。・・・・・・誰かに見つかる前に「いかないっ!」」
「みーいない、さみしい・・・・・・そら、みても、たのしくない。みーここにいるなら・・・・わたしも、いる」
今まで、一度も声を荒げたことのない風音が、自分の言葉を遮り、抱きしめる力を強めたことに驚いた。
けれど、風音の吐く息も白く、外気と自分の体温で彼女自身の体温も下がりつつある。
異形の自分はまだしも、人である風音は長くは持たない。
「・・・風音、お前は・・・・人の子だ。俺とは、違う」
「ちがわない・・・・ちがわない・・・・・・みーといっしょ」
「・・・・・違うんだよ。お前と、俺は違う・・・お前は人の子だから、人の中で、生きていける。俺は・・・・異形だからここにいるのは仕方が・・・・ないことなんだ」
「みー、なにもしてない・・・わるいこと、してない。そのはねも、かみも、そらのいろのめもきれい・・・なのに、こんなところに、みーをとじこめるヒトなんて、きらい・・・・・きらいっ」
風音はぼろぼろと涙を零して、片言な言葉を紡ぐ。
人への感情に憎悪を抱いてしまったのか、壊れたように「嫌い」を繰り返す。
(・・・・愛おしい、人の子・・・風音・・・・・・・)
人の子であるこの子に、人が嫌いだと言わせたくはなかった。
それでも、その言葉を嬉しいと思ってしまうほの暗い感情が、自分の中で湧き上がる。
「・・・なら・・・・・風音、俺の名前を・・・・・・呼んで?・・・願いを言って」
首に埋めていた風音の顔を上げさせて、視線を交える。
泣いて赤くなった目元と僅かに震える唇を親指でなぞり、ゆっくりと目を細めれば、それが何を意味するかを知っている風音は小さく微笑んで口を開いた。
「・・・・・・みー・・・・――瑞樹(みずき)・・・いっしょにいて」
「・・・・愛おしい子・・・俺の風音。お前が、それを望むなら――」
たとえ、人を殺めこの魂が魔に堕ちようとも、お前を手放すことはないだろう――
――そして、俺はお前の全てを奪うような口付けをする。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
終わり。
この後、瑞樹がカマイタチで鎖を切って逃げ出します。
そして、風音を抱き上げ、翼で空を飛んでどこか人のいない土地で2人で暮らすんだと思う。
勝手に妄想してください。
一応言っておきますが、風音は16歳以上で、瑞樹は年齢不詳です。
決して、ロリではありませんのでっ!
風音の口調がたどたどしいのは、精神的なもので、風音の過去に関わりがあるという設定があってのことです(出てこなかったけど)
そして、話がどことなく甘いのは・・・・・私が糖分不足で、甘さが欲しかったからじゃー!
「俺の、風音」ってどうしても言わせたかったんですっ!
完全燃焼といかないながらも、70%くらいは満足しました。
ああ、瑞樹は白髪青眼で白い翼があります。
ついでに、獣化もできるという設定があります(出てこなかったけど)
文章がぼろくそなのは、気にしては駄目だと思います。
あと、ちょっとした仕掛けに気付いた人は笑えばいいと思う。
2010/09/15 (Wed)
「・・・・・・これは」
2010/08/24 (Tue)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
またやってしまった・・・・・・
世界観はまた独自のもので、今までの話と関係はありません。
まあ、他の物語もそうなんですけど。
あー新しいのを書かなければいけませんねえ。